2021/3/17

フリーランスという働き方2

前回、フリーランスに対しては、労働者と比べても不安定な立場となっていることを書きました。雇用関係を結んでいると労働法が適用されますが、フリーランスは企業との委託契約となるため、契約期間が終了すれば、いつでもやめることが可能となります。

 雇用関係の場合、解雇はそう簡単にできませんし、有期やパートを雇い止めするにも合理的な理由が必要です。つまり簡単にやめてもらうことができないのです。

なお、2018年のフリーランス人口は日本の総労働人口の約17%に当たります。
このことから日本の総労働人口の約5人に1人がフリーランスということですフリーランス・個人事業主(自営業)という形態で独立して仕事をする方が近年増えています。
その理由は現在、政府が働き方改革を実施していることやフリーランス市場の成長していることで、正社員で働かなければいけないという固定概念が徐々に薄まっているという点です。

 このような働き方は企業にとっても良いのでしょう。社会保険等やその他福利厚生の経費がかからないし、苦しいときは、すぐ切れる経費となるからです。これからは増えていくとは思いますが、雇用関係とバランスのとれた制度にしてゆかなければ、なかなかフリーランスに行きたいと思う人が出ないのではないかと思います。

 フリーランスだから、好きに経営出来て稼げるでしょうとか思われがちですが、法人での経営であれば、優遇もありますが、フリーランスも労働者と変わらないような働き方もしている人もいます。

 コロナ禍で、テレワークでの在宅勤務が始まりました。そのことが、フリーランスでも活用できるかのようなことになり得るかもしれません。在宅勤務はいまコロナの時代にやむを得ないところもありますが、いろいろな問題もあると思われます。例えば、在宅の経費の負担やセキュリティ対策などその他あります。すぐには進まない問題なのかもしれません。

 このコロナでいろいろな問題出てきたと思われますが、雇用情勢なども楽観できないところもあります。緊急事態宣言も解除される見込みと言われています。皆でもう少し頑張りましょう。